ここ数年、大人気のお花「プリザーブドフラワー」
きっとどこかで耳にしたり、目にしたことがあるのではないでしょうか。
「プリザーブドフラワー」ってなに?
どんなお花?
なんで人気なの?
実は意外と知らない事がたくさんあるのでは?
そんな謎?不思議?なお花、知ってるようで意外と知らない「プリザーブドフラワー」について解説をします!
プリザーブドフラワーとはどんなお花?
生花に特殊な加工を施したお花です
生花からいったん色素等を抜き、そこに薬品(色素や保存液)などを吸わせ、作られます。
生花を加工した物なので、当然ながら見た目は普通の生花とかわりません。
瑞々しさ、質感など、生花本来の美しさを保ちながら、保存液のおかげで長期間(1年~3年)その美しさを保つ、そんな魔法のお花が「プリザーブドフラワー」なのです。
プリザーブドフラワーは1990年前半にフランスで開発されました。
日本では90年代後半頃から普及し始めました。
プリザーブを訳すと「保存された」「保存する」という意味になります。
つまり「プリザーブドフラワー」とは「保存された状態のお花」という意味になります。
間違えやすい「プリザーブドフラワー」
ちなみに「ブリザーブドフラワー」「ブリザードフラワー」「プリザードフラワー」などと、間違えて呼ばれる事が非常に多くあります。
文字を見てもよーく見ないと何が違うのかわからないですよね。
この機会にぜひ覚えてくださいね!「プリザーブドフラワー」が正解です。
プリザーブドフラワーは造花やドライフラワーとは違うの?
造花や、ドライフラワーと同じような物だと思われる方も多いようですが、造花はシルク等で作られており、ドライフラワーは生花を乾燥させた物となります。
一方、プリザーブドフラワーは生花に特殊な加工を施し作られています。
生花にしかない特性、「瑞々しさ」「柔らかさ」「華やかさ」と、長期間(1年~3年)楽しめるという、生花にない特性をあわせ持ったお花
そんな魔法のようなお花が「プリザーブドフラワー」なのです。
プリザーブドフラワーはなぜ売れているの?
プリザーブドフラワーが日本に上陸してから約20年
ここ数年、ギフトやインテリアとして生花以上の人気を誇っています。
皆さんも知らず知らずのうちに目にしているかもしれませんね。
そんなプリザーブドフラワーはなぜこんなにも人気になったのか?
それには、プリザーブドフラワーだからこその理由があるのです。
プリザーブドフラワーが人気の理由
プリザーブドフラワーが人気の理由その1
水やりなどの世話が一切必要ない!
通常お花は、お水をあげたり、肥料を与えたり、日当たりを気にしたり、様々な手間がかかります。
プリザーブドフラワーには、そのような管理が一切必要ありません。
お子様にも、年配の方にも、忙しくてすぐに花を枯らせてしまう方にも、どなたにも安心して飾って頂けるのです。
プリザーブドフラワーが人気の理由その2
実際には存在しない色のお花を楽しめる!
例えば、「青いバラ」
現在「青いバラ」として出回っている品種は確かにありますが、どちらかと言うと紫色に近い、微妙な青色となってしまいます。
プリザーブドフラワーは人工的に色素で色を付けていますので、真っ青なバラや、濃い緑のバラ、レインボーのバラなんてものも簡単に作る事ができるのです。
もちろん、本物のバラを加工して作っていますので、見た目、雰囲気はバラそのものです。
プリザーブドフラワーが人気の理由その3
水、土、肥料などを使用しないので、衛生面も安心!虫の心配、臭いの心配なし!
キッチンやダイニング、レストランなど、食事を提供する場にも安心して飾る事ができます。
水を必要としないので、壁掛けにして飾ったり、写真と一緒に飾ったり、ぬいぐるみと一緒にアレンジしたりなんてこともできてしまいます。
最近では衛生的観点から、病院へのお見舞いにお花を贈る事ができなくなってきています。
でも、プリザーブドフラワーなら安心してお見舞いにも使えます(病院によってはNGの場合もあります。事前にご確認ください)
プリザーブドフラワーが人気の理由その4
長く飾って楽しめる!
プリザーブドフラワーを購入するお客様のほぼ全員が、この理由を真っ先にあげられます。
飾る場所、保存状態によって差はありますが、おおよそ1年~3年程度綺麗な状態を保ちます。
これは生花にはない大きなメリットですね。
プリザーブドフラワーはどんな時贈るといいの?
プリザーブドフラワーは、どんな時に贈ると喜ばれるの?
プリザーブドフラワーは様々な場面で贈り物として大活躍してくれます。
ほんの一部ですが、代表的な例をあげますと・・・
- お誕生日プレゼント
- お見舞い
- 新築、引っ越しのお祝い
- 送別用
- 開店・開業・開院祝い
- 長寿のお祝い
- 結婚式・結婚祝い
- ウエディングブーケ
- 母の日・父の日。敬老の日
など
プリザーブドフラワーと言うと、難しく考えがちですが、要はお花なのです!
皆様が、お花を贈ろう!お花を贈りたい!と考える場面であれば、どんなシーンに贈っても大丈夫!
ただし、注意をしないといけないのは・・・
プリザーブドフラワーその性質上「スタンド生花」や「大きな花束」などには向いておりません。
できない事はないのですが、かなり高額となってしまいます。
長く楽しめるプリザーブドフラワーは、長く飾ってもらえるように可愛らしくアレンジをしてお贈りするのがオススメです。
魔法のお花プリザーブドフラワーも万能ではない!
ここまで、プリザーブドフラワーについて絶賛してきましたが、魔法のお花プリザーブドフラワーとて、決して万能ではありません。
以下のようなデメリットもあります。
- 生花を加工しているので、やはり普通の生花と比べると高額になってしまいます。
- 色素を含ませている為、湿気や気温により、その色素が滲み出す場合があります。
- プリザーブドフラワー大変デリケート、衝撃に弱いので優しく扱わないとひび割れたり、壊れたりします。
- 枯れることはないのですが、時間と共に色あせが発生します。
このようなデメリットもありますので、贈り物として贈る際、購入する際には、注意をしたほうがよいでしょう。
プリザーブドフラワーの管理方法は?
手間いらず、世話いらずのプリザーブドフラワーですが、時間と共に少しずつ劣化をしていきます。
少しでも長く、綺麗な状態を保つ為には、ほんの少しの手間が必要となります。
プリザーブドフラワーのメンテナンス方法
- カビや変色、色落ちの原因となりますので、水やりは厳禁です。
- 湿気の多い場所を避けて飾ってください。水分を多量に含むと、色素がにじみ出てきます。
- にじみ出た色素が色移りする場合があります。 カーテンやテーブルクロス、衣服など、色移りしやすい物から離して飾りましょう。
- プリザーブドフラワーについたホコリは、柔らかい布やティッシュペーパー、刷毛などで 力を入れず、優しく掃ってください。
- 大変デリケートなお花です。手が触れた衝撃や落下などで花びらが欠けることがあります。
- プリザーブドフラワーの大敵「湿気」は、購入時の専用クリアケースに入れた状態で飾る事で、ある程度防ぐことができます。また、ホコリからも守ってくれます。